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春に多い子どもの病気|発熱・発疹の見分け方と受診・登園の判断を小児科医が解説

  • その他
2026/5/31 [Sun] 15:59 UPDATE

こんにちは。しょうのこどもクリニック院長の庄野です。

春になると、「急に熱が出たけど様子を見ていいのか」「発疹が出たけど登園してよいのか」「うつる病気なのか分からない」といったご相談が増えます。春は感染症にかかりやすく、判断にも迷いやすい季節です。

この記事では、春に多い病気の特徴に加えて、受診すべきか・登園してよいか・家庭でどう対応するかという、実際の判断に役立つ内容をまとめてお伝えします。

  • ✔ 春に体調を崩しやすい理由
  • ✔ 春に多い子どもの病気の特徴
  • ✔ 受診・登園・家庭での対応の目安



1.春に体調を崩しやすい理由

春は新生活が始まり、お子さんの生活リズムや環境が大きく変わりやすい時期です。

集団生活の開始

保育園や幼稚園で他のお子さんとの接触機会が増え、感染のリスクが高まります。

生活環境の変化

早起きや環境の変化によるストレスで、免疫が一時的に低下しやすい時期です。

免疫の未発達

特に入園直後は、短期間に複数の感染症にかかることも珍しくありません。




2.春に多い子どもの病気 一覧

各病気の主な症状・うつりやすさ・登園目安をまとめた一覧です。詳しい解説は次の章で取り上げます。

病気 主な症状 うつりやすさ 登園の目安
溶連菌 高熱・のどの強い痛み・発疹 強い 抗菌薬開始から24時間後
はしか(麻しん) 高熱・発疹・咳 非常に強い 解熱後3日後
風しん 発疹・微熱 中等度 発疹が消えるまで
水ぼうそう 水ぶくれ・かゆみ 非常に強い すべての発疹がかさぶたになるまで
おたふくかぜ 耳下腺の腫れ 強い 腫れが改善するまで



3.代表的な疾患の解説

春にご相談が多い代表的な感染症について、症状や受診・登園の目安を整理します。

溶連菌感染症

38〜39℃の高熱、のどの強い痛み、発疹、いちご舌が特徴です。風邪と勘違いされやすいですが、細菌感染のため抗生物質による治療が必要です。

【受診の目安】のどの痛みが強い/食事や水分がとれない/発疹がある。

【登園の目安】抗生物質を飲み始めて24時間経過後。

はしか(麻しん)

高熱、咳や鼻水、発疹、コプリック斑が現れ、肺炎などへの重症化リスクがある感染症です。感染力が非常に強いため、疑った時点で受診前に必ず医療機関へ連絡してください。予防にはワクチン接種が最も重要です。

風しん

微熱、発疹、リンパ節の腫れが主な症状です。妊婦への感染が大きな問題となるため、発疹が出た場合や周囲で流行しているときは受診してください。

水ぼうそう

水ぶくれになる発疹、強いかゆみ、全身への広がりが特徴です。「発疹が少ないから」と登園を判断してしまうケースが見られますが、登園できるのはすべての発疹がかさぶたになってからです。

【家庭での対応】爪を短くする/かき壊しを防ぐ/皮膚を清潔に保つ。

おたふくかぜ

耳の下の腫れ、発熱、食事時の痛みが主な症状です。まれに髄膜炎や難聴を合併することがあります。登園は腫れが改善するまで控えてください。




4.受診の判断基準と家庭での対応



お子さんの様子を見ながら、受診が必要かどうかを判断していきましょう。

受診をおすすめする症状

  • ✔ 38.5℃以上の発熱が続く
  • ✔ 水分がとれない/ぐったりしている
  • ✔ 発疹が出ている
  • ✔ 呼吸が苦しそう

家庭での基本対応

  • 水分補給を優先する
  • 無理に食事をとらせない
  • しっかり休ませる

予防のポイント

  • ワクチン接種(重症化予防にもっとも重要)
  • 十分な睡眠
  • 手洗い習慣



5.まとめ

大切なのは病名そのものではなく、お子さんの状態の変化を見ることです。

  • 元気があるか
  • 水分がとれているか
  • 反応が普段通りか

この3点を軸に判断し、迷うときはお気軽にご相談ください。

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