診療科の紹介

CLINIC DEPARTMENT

スポットビジョンスクリーナーについて

機器を使用した目のスクリーニング検査となっています。
弱視は子どもにとって頻度の高い疾患の一つです。弱視は適切な治療を早期に開始しなければ、恒久的な視覚障害になる可能性があり、知的成長の障害や学力の発達の妨げにつながることもあります。

日本では三歳児健診で、問診やランドルト環などによる目のスクリーニングが実施されておりますが、その方法は自治体に よってさまざまであるのが現状です。

スポットビジョンスクリーナーでは以下の6つの弱視の危険因子を6カ月以降のお子さんから検知できます。
■近視(遠くのものが見えにくい)
■遠視(遠くにも近くにも焦点が合わない)
■乱視(焦点が1か所に集まらない)
■不同視(屈折の左右差が大きい)
■斜視(目の視線がずれている)
■瞳孔不同(瞳孔径の左右差が大きい)

AAP(米国小児科学会; American Academy of Pediatrics)では3歳から5歳のお子さんには、通常の視力検査に加え、機器を使用した他覚的検査が有用であるとしています。また、小児の眼の専門学会である日本小児眼科学会、日本弱視斜視学会も「三歳児健康診査において、視覚異常の検出精度を向上させるためには、市区町村が指定する会場で行う二次検査で問診、視力検査に加えて、機器を用いたスクリーニングが有用である」としています。

検査方法は至って簡単で、数秒かけて写真を撮影するのみです。痛みも伴いません。検査結果はその場でわかり、もし検査結果に異常がある場合には眼科専門医の受診をすべきです。

自費検査にはなりますが、お子さんの目にご不安の方、三歳児健診の際にうまく目の検査ができなかった方、などは是非当クリニックでの検査をお勧めいたします。
スタッフにお声をかけていただくか、Web問診の際に「目の検査希望」と一言お書きください。

スポットビジョンスクリーナーの検査は1回1000円となります。自費健診の1歳児健診、2歳児健診と組み合わせる場合は割安になりますので是非ご検討ください。

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