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しょうのこどもクリニック
院長 庄野
近年、子どもの花粉症は確実に増えています。
こうした症状を「毎年のことだから」と見過ごしていないでしょうか。最近は低年齢化も進み、保育園児や小学校低学年でも発症するケースが珍しくありません。
この記事では
について、小児科専門医の立場から分かりやすく解説します。
花粉症の典型的な症状は
です。発熱はほとんどありません。
一方、風邪では(すべての風邪が以下のような症状ではありませんが)
といった経過が多いです。
症状比較
| 項目 | 花粉症 | 風邪 |
|---|---|---|
| 鼻水 | 透明・水様 | 黄色~緑・粘性 |
| 発熱 | まれ | 37℃台が多い |
| 期間 | 数週間~数か月 | 3~7日 |
最初に出やすいのは連続するくしゃみです。
こうした傾向があれば花粉症を疑います。
のどの症状は「イガイガ感」程度で、強い痛みは通常ありません。
などが関与していると考えられています。
遺伝的素因もあり、両親ともにアレルギー体質がある場合、発症リスクは高くなると報告されています。
「まだ小さいから花粉症ではない」と思われがちですが、当院では2~3歳で感作が確認されるケースもあります。
年齢に関わらず、症状があれば相談してください。
少量採血で、スギなど特定アレルゲンに対する抗体の有無を確認します。
皆様がイメージする血液検査と同じですが、当クリニックでは大体小学生くらいのお子さんからお勧めしています。
診断は症状と検査結果を総合して行います。
などを症状に応じて使用します。
これらは対症療法であり、服用をやめると症状が再発します。
舌の下にアレルゲンエキスを毎日投与し、体を少しずつ慣らしていく治療です。
症状を抑えるのではなく、免疫反応そのものを調整することを目的とします。
一般的には5歳以上が目安とされていますが
ことが条件になります。
最も多い副作用は
です。
重篤なアナフィラキシーはまれですが、初回投与は医療機関で行い、経過観察を行います。
国内外の報告では、適切に管理すれば安全性は高いとされています。
3年以上継続すると
が期待できます。
治療終了後も効果が持続する例がありますが、すべての患者さんで完全に症状が消失するとは限りません。
そのため、「体質改善を目指す治療」と理解するのが適切です。
治療期間:小児は3年以上、15歳以上は5年以上は継続
間違えてはいけないのは、決して「3年や5年で中止しなさい」という治療ではないことです。
少なくとも「3年や5年以上」継続してください。それ以降継続するかどうかは主治医との相談になります。
通院:1か月ごと
1日1回、花粉のオフシーズンもずっと服用します。
服用前後2時間は激しい運動(体育も)やお風呂は禁止、大人はお酒も禁止です。
ちなみにお子さんは朝一で行っているご家庭が多いようです。
7時くらいにできたら、1時間目が体育でも問題ないですよね。
継続が最も重要です。
花粉症は
を併発することがあります。
鼻だけの問題と軽視せず、早期治療が大切です。
ヨーグルトなど発酵食品は、腸内環境改善を通じて免疫バランスを整える可能性があります。
小学生で9時間程度の睡眠が望ましいとされています。鼻づまりが強い場合は就寝環境の調整も重要です。お布団を外に干さないだけでも改善します。
物理的対策だけでも症状軽減に役立ちます。
こうした場合は医療機関へご相談ください。
子どもの花粉症は、「毎年つらいけれど仕方ない」ものではありません。
薬でコントロールする方法、体質改善を目指す舌下免疫療法、それぞれにメリットと注意点があります。
大切なのは、お子さんの年齢・症状・生活環境に合った治療を選ぶことです。
しょうのこどもクリニックでは、検査から長期管理まで丁寧にサポートしています。
舌下免疫療法にご興味のある方は、当クリニックHPにも記載がありますのでご一読ください。
ご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。